道路橋は、交通荷重や凍結防止剤(塩化ナトリウム)の散布、気象変化、自然環境の違いなどから、通常の道路に比べ損傷・劣化が早期に起こる傾向が高いと言われています。
橋面防水材は雨水等の浸入を防ぐためにアスファルトと床版の間に施工され、床版の耐久性向上を目的としています。
橋面防水材に求められる特性は、接着性(引張接着性、せん断接着性等)、ひび割れ追従性、耐久性、遮塩性能、耐舗設性能などがあります。
防水材の基本水準の向上(材料の高度化、施工技術のレベルアップ等)や防水材の普及などを目的に業界団体(高機能床版防水システム協会、床版アスファルト防水工業会)が設立されています。
橋面防水材は全て橋面防水用に使用され、橋梁の新設時又は舗装打ち替え時に施工されており、改修時の施工がメインです。
新設橋梁では防水工が施されているが、過去の橋梁は防水工が行われていないため、潜在需要が大きく橋面防水が注目されています。
橋面防水はシート状の防水材を床版に貼り付けるシート防水と、加熱又は溶剤により溶融した液状防水材料を床版に塗布する塗膜防水の2つに分類されるがアスファルト系シート防水の需要がとても多いです。